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所蔵 2004年7月11日更新

書名 登録番号著者名(編者、監修) 出版元 価格
レベル7(文庫版) 0022宮部みゆき 株式会社 新潮社 857円+税
掲載開始日 最終更新日 確認掲載メディア数 書評展開レベル
2000年11月14日 2004年7月11日 14 ★★★
COMENT
本書は、宮部みゆきの初期の長編第4作目。その中でも長いもの。記憶喪失譚の謎解きとして、非常にオーソドックスな形式を丁寧に組み立てた作品として特筆できる。但し、火曜サスペンスならぬ、登場人物の役者による色分けができていて、誰が悪役か、愛すべき人物なのかは最初から決まっており、予想通りの結末を迎える点では、いささか食い足りないともいえる。登場人物を暖かく見つめる作者の目は、登場人物の言葉を借りて登場する。その反面、作者の明せきな論理は、どの登場人物にも的確な推理をさせてしまうあたり、いかにも優等生の作法といえなくもない。そう解っても充分に楽しめるのが特徴!しかし、火曜サスペンスが2時間ドラマであるように、この優等生形式では、読みつなぐのにいささか、長い気がする!もっと短くまとめられる作品ではないか、というのが正直な感想だろう。



書評リンク関連情報
●サイト“shane's
world”の心に残る本に簡単な紹介。●aimのtatsuoさんの運営される個人ページ“Miscelleneous
Page ”の最近読んだ本として、紹介あり。ここには、宮部氏のテレビ・ドラマ化された作品の紹介もある。●梟の城跡のimpression
booksのINDEXにも感想文。●“ひとり言”のページにも感想文。98年8月のものだが、このサイトには、10冊以上の宮部氏の感想文がある。●“宮部みゆき館”はさすがにスゴイ!ジャンル別書評リストもそなえ、かなりの書評!!もちろん、レベル7も社会派現代ミステリに分類させて、書評が見られる。ここは一見の価値あり。●サイト“なぎ沙の家”にミステリ書評にも宮部作品のコーナーがあり、本書の書評も!●review-japanには、mitsuhaさんの62点付けられたコメントが!●サイト“E/TC BOX”の読了本リストの2000年9月に発見。このサイトには10冊以上の宮部作品の書評があります。●サイト“柳葉魚”の読書ノート2001に発見。●サイト“SIMPLE IS
BEST
”のミステリーの本コーナーの2000年12月2日付けで感想文あり。●サイト“PRIVATE EYES”の宮部みゆきコーナーに書評発見。●サイト“十字路”の十字路図書館・2001年11月11日付けで荻窪陣さんの書評。●サイト“Ruins”のBookコーナー、2002年1月19日に書評。●サイト「booxbox」のPORQUE?book reviewに書評。
著者情報■推理の図書館には、宮部みゆきの棚があり、かなりの作品が網羅。残念ながら「レベル7」の感想文は無し!■Niko
Nikoには、宮部みゆきさんの部屋があるのだが、ここでも残念ながら、本書の感想文は無し!■宮部みゆき論のある.Mommaさんの運営する“宮部みゆきさんの部屋”。ここでのレベル7の評価は高い!
読書の種背景、用語解説
■2 配役通り
作家の作法によっては、ある場合、最初に人物設定をし、配役するせいか、いいひとと悪い人の区別が明確になってしまう。(映像化しやすい!役者が歓迎するタイプのストーリーなのです!)その反面、意外性に欠け、最後、うれしくなる(水戸黄門パターン)が、驚愕はさせないという結果を生む。この本の場合は、人間にやさしい作家という宮部氏の資質が見えるのはよいのだが、どうも平板に思える。このパターンを壊すと別な段階が見え始めるはず!

■3 種明かしの方法
種明かしには、幾つかの手法があるが、あまり、理路整然と各登場人物が語りすぎると作者解説とでもいえる展開になる。この作品では、手紙などの手法を駆使するが、幾分、各登場人物が冷静に語り、推理しすぎる傾向もある。(何故か、皆賢い!)作品の種明かし手法だけでもミステリ分類もできる!
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