既刊書籍評ガイド・作家研究
書評データベース 書評ネットワーク
所蔵 12月10日更新

書名 登録番号著者名(編者、監修) 出版元 価格
母なる自然のおっぱい(文庫版) 0015池澤夏樹 株式会社 新潮社 438円+税
掲載開始日 最終更新日 確認掲載メディア数 書評展開レベル
2000年10月26日 2002年5月7日 4
COMENT
本書は、'92年の読売文学賞受賞作。'池澤氏の小説というよりは、その自然と向き合う創作姿勢をまとめた自然と人間論といったエッセイ。狩猟民の話から植村直巳論、樹木や川の考察など幅広く、人と自然の原初関係への回帰への讃歌ともいえる熱情が全編に漂う。その後の作品を読み解く鍵ともなる作品です。



書評リンク関連情報
●サイト“旅と現代文学”の1999年5月4日の100字レビューあり。現在では国内作家のあ行にある池澤夏樹作品コーナーで読むことができる。4つ星評価!●サイト“Munich
Life”の1999年11月に読んだ本に登場!●久々にサイト“Mariaの徒然なるまま読書記録”に2001年5月2日付けで書評が登場しました。●サイト“鈴木宏枝のホームスイートホームページ”の鈴木宏枝さんの読書日記に2002年4月16日付けで感想を発見!
■この本の次に書かれた氏の『楽しい終末』も同じく文明論で読み次ぐと面白いかもしれない。
読書の種背景、用語解説
■1人と自然の原初関係への回帰
自然と一対一の関係としての“釣り”にみる人と自然に着目している。その意味で狩猟という本能を対自然とのより原初的な関り、共存の型・典型としている。これはその後の氏の創作テーマの底流でもある。
狩猟民の心関連書籍■『西表島自然誌』〔安間繁樹著)、『北極グマの四季』(トマス・J・コッホ著)、『ヘヤー・インディアンとその世界』(原ひろ子著)『カナダ・インディアンの世界から』(煎本孝著)、『なめとこ山の熊』(宮澤賢治著)、『狩猟民の心(The
Heart Of The Hunter)』(ローレンス・ヴァン・デル・ポスト著・思索社)、『カムイユカラと昔話』(萱野茂著・小学館)、『キツネのチャランケ』(萱野茂著・北海道児童文学全集14巻・立風書房)

ガラスの中の人間関連書籍■『有限の生態学』(栗原康著・岩波新書)

植村直巳論関連書籍■『人間の大地』(サン・テクジュペリ著)


テーマINDEXに戻る 作家INDEXに戻る

既刊書籍評ガイド・作家研究